歯の着色が起こる原因は6つ!きれいな歯に近づくための予防策から対処法まで徹底解説

「歯磨きしても黄ばみがなかなか落ちない…」という経験はありませんか?
歯の着色の原因にはいくつか種類があり、自分の着色原因に合った対策をとる必要があります。
今回ご紹介する着色の原因と予防法を参考に、きれいな歯を目指しましょう。
目次
歯の着色の主な原因

歯の着色の主な原因には、歯の表面に汚れがつく「外因性」のものと、歯の内部が変色する「内因性」の2つに分けられます。それぞれの特徴を詳しく説明します。
「外因性」の着色
飲食物
飲食物に含まれる色素が歯の表面に固着すると、黄ばみのもとになります。
色素の強い食べ物は、コーヒー・紅茶・カレー・チョコレート・赤ワインなどの色の濃い飲食物がよく知られています。
また、炭酸飲料や柑橘類など酸性度の強い飲食物は、酸が歯の表面のエナメル質を溶かしてしまうため、着色しやすい状態にしてしまうので注意が必要です。
タバコ
タバコに含まれるヤニ(タール、ニコチン)が歯の着色に影響しています。
飲食物の色素もタバコのヤニも、歯の表面にある「ペリクル」という薄い膜に付着することで着色のもと「ステイン」になります。
特にタバコのヤニは粘着力が高いため落ちにくく、歯の黄ばみが強くなりやすいです。
歯の表面の傷や亀裂
歯の表面をじっくりと見ると、細かな亀裂に気づくことはありませんか?
スポーツや事故などの強打でひびが入ったり、欠けたりすることがありますが、日頃から強い力でゴシゴシ歯磨きをしていると歯の表面に傷がついてしまいます。
その傷や亀裂などに食べ物や飲み物などの色素が入り込んで着色する場合があります。
強い力で歯を磨いてしまっている方や、研磨剤などの歯の表面を削ってしまうような成分が含まれる商品を使用している方は見直してみてください。
「内因性」の着色
加齢
年齢を重ねるとともに、歯の内部にある象牙質が黄褐色へと変化します。
さらに、歯の表面を覆うエナメル質は、歯磨きのブラッシングや食べ物によって薄くなっていくため、内側にある象牙質が透けて見えるようになり、黄ばんだように見えます。
歯の神経の問題
「歯髄」と呼ばれる歯の神経が歯の中心部にあります。
むし歯や歯を強くぶつけることで神経が死んでしまったり、治療で神経を取ったりすることで、時間の経過とともに変色していきます。
歯科医院でできる着色対策

クリーニング
日頃のブラッシングでは磨ききれない歯垢や歯石を除去し、歯の掃除や口内ケアをするものです。
クリーニングにはいくつかの種類があり、スケーラーと呼ばれる器具を使用する方法や強力なジェット水流で汚れを除去する方法があります。
メリット1:むし歯や歯周病を予防できる
むし歯や歯周病の原因は、主に歯石に付着した細菌です。
この細菌が歯に付着するとむし歯に、歯茎に付着すると歯周病になってしまうため、もととなる歯石を除去することで予防につながります。
メリット2:外因性の着色に効果がある
外因性の着色=歯の表面の汚れなので、クリーニングをすることで本来の白さを取り戻すことができます。
デメリット1:クリーニング後はステインが付着しやすい
クリーニングをした後は、歯の表面を保護している「ペリクル」という膜が一時的になくなってしまうため、通常よりも歯に汚れが付着しやすい状態になっています。
そのため、色素の強い飲食物やタバコは控えましょう。
デメリット2:定期的に通う必要がある
歯石を一気に除去すると、歯ぐきが腫れたり痛みが生じたりする恐れがあるため、全ての歯石を取るのに複数回かかる場合があります。
また、全て取り終わったとしても毎日のブラッシングがいい加減では再びステインが蓄積してしまうため、定期的に通う必要があります。
ホワイトニング

見た目を美しくすることを目的としているホワイトニングは、歯を内側から白くすることができます。
「オフィスホワイトニング」や「ホームホワイトニング」、これらを合わせた「デュアルホワイトニング」の3種類があります。
メリット1:本来の色以上の白さを求めることができる
回数を重ねるごとに白くすることができるため、定期的にホワイトニングを行うことで、理想の白さを手に入れることができます。ホワイトニングの種類にもよりますが、即効性があるのも特徴です。
メリット2:内因性の着色に効果がある
歯の内側から白くするため、内因性の着色にも効果があります。
ですが、神経がない歯をホワイトニングするときは効果が出るのかを歯科医師と相談した上で施術しましょう。
デメリット1:高い費用がかかる
歯科医院でのホワイトニングを行う場合には、ホワイトニング効果の高い「過酸化水素」が含まれた薬剤や機械を使用するため、自宅でのホワイトニングと比較すると費用は高額になります。
また、着色汚れやタバコのヤニが歯に付着している場合には、クリーニングの追加料金がかかる場合もあります。
デメリット2:痛みを伴う場合がある
歯科医院では濃度の濃い薬剤を使用するため、むし歯や傷のついた歯がある場合、しみる可能性があります。
またホワイトニングは、歯の表面を保護する役割を持つ「ペリクル」という膜が剥がして薬剤を浸透させることで歯を白くさせます。
その際、わずかにエナメル質が溶け、神経細胞の一部が無数に伸びていている象牙細管が刺激されるため、知覚過敏を引き起こしやすいのです。
自宅でできる着色対策

ホワイトニング成分が含まれる歯磨き粉を使う
普通の歯磨き粉で着色汚れを落とすのは困難です。
ホワイトニング効果のある「ポリリン酸ナトリウム」「ハイドロキシアパタイト」などが配合されている歯磨き粉を使うことで着色汚れへの効果が期待できます。
メリット1:手軽に試すことができる
普段の歯磨き粉をホワイトニング効果のあるものに変えるだけなので、すぐに取り入れることができます。
メリット2:費用が安価なので気軽に始められる
ネットサイトやドラッグストアでも販売しているため、数千円のものから購入できます。
クリーニングやホワイトニングと比べても安価に着色対策をすることができます。
デメリット1:研磨剤が使用されていると、歯の表面を傷つける恐れがある
歯を傷つけてしまうと、そこから色素が浸透して着色の原因になってしまいます。
研磨剤入りの歯磨き粉を避ける、もしくは週1~2回の使用にとどめるなどの対策をしましょう。
デメリット2:効果が出るまで時間がかかる
ホワイトニングのように即効性はないため、効果が出るのに時間がかかります。
また、元の歯の色以上の白さにはならないため、気づきにくいかもしれません。
着色させない方法

着色が定着する前に口をゆすぐ
食後にすぐに歯磨きをすることが理想的ですが、外出中ではなかなか難しいですよね。
食後にうがいして口をゆすぐだけでも、ある程度の汚れは洗い流すことができるので、食後のケアを習慣化しましょう。
歯磨きで歯の表面を傷つけないようにする
力を入れてガシガシ磨いてしまうと歯の表面に傷がつき、そこから色素が入り込んで着色してしまう恐れがあります。
正しい歯磨きの方法で、優しく磨くことを意識しましょう。
ストローを使う
ストローを使うことで、飲み物が歯の表面に触れる面積が少なくなります。
特にコーヒーや紅茶などの色の濃い飲み物を飲む時には、ストローを使用するようにしましょう。
ガムを噛んで唾液を分泌させる
唾液には、歯の色素沈着を防ぐ働きがあります。
ガム以外にも、噛み応えのあるものを口にすることで唾液の分泌を促すことができます。
着色しやすい飲食物を控える
コーヒー・紅茶・カレー・チョコレート・赤ワインなどの色素の強い飲食物は「食べてはいけない」「飲んではいけない」というわけではありませんが、口にした際には、着色が定着する前に、早めに歯磨きをしたり口をゆすいだりするのがおすすめです。
タバコを控える
歯の着色が気になる方は、タバコは控えましょう。
それが難しい人は、ニコチンやタールの含まれていない電子タバコに変えたり、ヤニとりパイプを使用したりするなど、少しでも軽減させる方法はあります。
口呼吸にならないように意識する
口呼吸になると、口の中が乾燥し着色を防ぐ働きのある唾液が少なくなります。
習慣や癖で口呼吸をしてしまっている…という方は、口が開きっぱなしになっていないか、きちんと鼻で呼吸をできているかを、意識して気をつけるようにしましょう。
また、口の中で舌を10回まわすだけでも唾液の分泌を助ける働きがあるので隙間時間にやってみてください。
MiiSでホワイトニングケアをする
MiiSの「ホワイティエッセンス」は歯の黄ばみや汚れに作用するため、ホワイトニングと同時に虫歯予防もすることができます。
また、研磨剤を使用していないため、歯を傷つけることはありません。
歯の黄ばみが気になっている方は、まずは3ヶ月、継続して試してみてください。

毎日のホワイトニングケアが大切

歯の着色の原因は、「飲食物」「タバコ」「傷」「加齢」「薬剤」「歯の神経の問題」の6つ。
自分の黄ばみが外因性のものか内因性のもなのかを理解し、「着色させない方法」を日常生活に1つでも取り入れて着色予防をするのがおすすめです。
適切な対処と予防をして、お口の健康を守っていきましょう。