ホワイトニング後の食事制限はある?注意すべき飲食物や着色を防ぐ方法を解説

ホワイトニング後は歯に着色しやすい状態のため、食事に気をつけなければいけないことを知っていますか?
オフィスホワイトニングは約24時間、ホームホワイトニングは約3〜4時間が再着色しやすいと言われています。
知らずに口にしてしまうと、せっかくのホワイトニング効果も半減してしまうかもしれません。
そこで、今回はホワイトニング後の食事制限についてや、白くなった歯をキープする方法もご紹介します。
目次
ホワイトニングの種類とそれぞれの違い

まずはじめに、歯科医院でできるホワイトニングの種類は、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類ありますが、種類によって白さの持続性も異なります。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯の表面に薬剤を塗布し光を照射することで漂白します。
歯科医院ではホワイトニング効果の高い「過酸化水素」という成分が配合された薬剤を使用できるため、白さを実感しやすいのが特徴です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で専用のマウスピースを作成し、その内側に薬剤を塗布して毎日歯に装着します。
オフィスホワイトニングよりも低濃度の薬剤を使用するため即効性は低いですが、白さが長持ちするのが特徴です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するホワイトニング方法です。
どちらのメリットも併せ持つデュアルホワイトニングですが、費用が高額になってしまうというデメリットもあります。
費用 | 効果 | 持続性 | 痛み | おすすめ | |
オフィスホワイトニング | 3~7万円 〇 | 即効性あり ◎ | 色戻りしやすい △ | しみる可能性あり △ | 早めに白くしたい人 |
ホームホワイトニング | 1.5~3万円 ◎ | 時間がかかる △ | 色持ちよい 〇 | しみにくい ◎ | じっくり自然な白さにしたい人 |
デュアルホワイトニング | 5~10万円 △ | 即効性あり ◎ | 色持ちよい ◎ | しみる可能性あり △ | 高額でも早く長持ちする白さにしたい人 |
ホワイトニング後の歯の状態とは?

ホワイトニング後は、歯の表面にある「ペリクル」という保護膜が一時的に剝がれている状態になります。
そのため、色素沈着しやすかったり傷つきやすかったり、敏感になっています。
ホワイトニング後の食事に注意すべき理由

なぜホワイトニング後の食事に気を付けなければならないのかというと、ホワイトニングで敏感になった歯は、口にする飲食物の色素に大きく影響を受けます。
通常はペリクルが保護してくれますが、ホワイトニング後は剥がれた状態のため、着色成分を取り込みやすくなります。
また、敏感になった歯に刺激を与えてしまうと、知覚過敏を助長する可能性があるので、冷たいものや熱いもの、甘いもの、酸っぱいものは控えるようにしましょう。
ホワイトニング後の食事制限はいつまで?

ホワイトニング後の食事制限は、ペリクルが再生するのが12~48時間程度かかるため、一般的には『24時間』ほどと言われています。
しかし、オフィスホワイトニングは24時間、ホームホワイトニングは3~4時間と、ホワイトニングの種類によって推奨時間は変わってきます。
ホワイトニング後に控えた方がいい食べ物

ホワイトニング後24時間、絶食する必要はありませんが、避けた方がよい食べ物はあります。
色の濃い食材や調味料
カレー、チョコレート、しょうゆ、ケチャップ、ソースなどの色の濃い食材や調味料です。
色の濃い食材は避け、調味料は塩に置き換えるなどで対策すると良いでしょう。
色の濃い飲み物
赤ワイン、コーヒー、紅茶などの色の濃い飲み物も注意です。
これらの飲み物は着色性食品と呼ばれ、着色の原因となるポリフェノールが含まれています。
酸性度の高いもの
柑橘類、お酢、炭酸飲料、スポーツドリンク、わさびなどの酸性度の高いものです。
ペリクルが剥がれた状態で口にしてしまうと、歯への刺激が強く痛みを感じやすくなってしまいます。
イソフラボンを含む食品
豆腐、豆乳、納豆などのイソフラボンを含む食材も着色しやすいです。
一見、色が薄くて口にしてよい食品に思えますが、イソフラボンはポリフェノールの一種であるため、歯の着色につながります。
口にしていい食べ物

一方で、ホワイトニング後でも安心して食べられる食べ物もあります。
色の薄い調味料を使った食べ物
ホワイトソースやクリームソースを使用したパスタ、塩ラーメン、塩焼きそばなどの色の薄い調味料を使った食べ物です。
着色料が含まれていない調味料を選びましょう。
色の薄い食べ物
白米、うどん、パン、バナナ、白身魚、卵、白菜、キャベツ、大根などの色の薄い食べ物です。
ただし、野菜を食べる場合にはドレッシングは控えるとよいでしょう。
色の薄い飲み物
水、牛乳、白ワイン、日本酒、焼酎などの色の薄い飲み物です。
牛乳などの乳製品は食事の前に摂取すると、歯をコーティングして着色予防の役割を果たします。
ホワイトニング後の着色を防ぐためには

食事の前に水を飲む
歯の表面が乾いていると、歯に付着した汚れを唾液で洗い流せないため、すぐに着色してしまいます。
水を飲んで表面を湿らせることで、一時的に緩和させることができます。
ストローを使う
ストローを使うことで、飲み物が歯の表面にあたる面積が少なくなるので、着色を防ぐことができます。
熱い飲み物をストローで飲むときには、やけどをしないように気をつけてくださいね。
うがいやブラッシングをする
食事をした後はブラッシングをして着色汚れを落としましょう。
すぐに歯磨きができない場合は、口をゆすいで汚れを洗い流すだけでも効果的です。
研磨剤の多い歯磨き粉を避ける
研磨剤は歯の表面の汚れを落とす効果がありますが、ガシガシ磨いてしまうと表面のエナメル質を削ってしまう恐れがあるため、知覚過敏を起こしやすくなります。
また傷ついた歯の表面は着色しやすくなってしまうので、逆効果になる恐れもあります。
鼻呼吸を意識する
口呼吸で口内が乾燥してしまうと、唾液が少なくなります。
唾液は洗浄の役割を果たすため、少なくなると菌が繁殖し、着色の原因だけでなく口臭の原因にもなってしまいます。
美しい白い歯をキープするには

歯の表面をツルツルに保つ
歯の表面がザラザラする原因の1つに、歯垢が溜まっているということが挙げられます。
そのまま放っておくと約48時間で歯石となり、歯磨きでは取ることができなくなってしまうため、常にツルツルの状態を保つことが大切です。
繰り返しホワイトニングを受ける
繰り返しホワイトニングに通うことで、徐々に理想の白さを手に入れることができます。
特に、オフィスホワイトニングは色戻りしやすいため、定期的に通うことで効果を持続させることができます。
クリニックでクリーニングを受ける
クリーニングは、着色・歯垢・歯石を取り除く施術で、ホワイトニングのような本来の歯の色以上の白さにはできませんが、本来の歯の色を取り戻せます。
また、虫歯や歯周病の予防をすることができるため、口内を健康に保てます。
おうちでの毎日のケアを徹底する
ホワイトニングに通っていても、おうちでのケアをなおざりにしてはいけません。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉やホワイティエッセンスのようなジェルを使用して毎日ケアしましょう。
MiiS ホワイティエッセンスはジェルをたっぷりつけてしっかりとブラッシングをすることで、歯の表面をツルツルにして、本来の白さへ導きます。
おうちでのケアは習慣化し、継続することが大切です。
まとめ
今回は、食事制限についてご紹介しました。
もし、「避けた方がいい飲食物はなんだっけ?」と忘れてしまったときは、”色の濃いものを避ける”だけでも覚えていると役に立ちますよ。
ホワイトニング効果を持続させるために、食事制限とおうちでのケアを忘れずに行いましょう。
