歯のホワイトニングって？ホワイトニングの種類から料金相場、自宅ケアまで徹底解説
口元は顔の印象を決める重要なパーツです。
歯がきれいだと清潔感があるように見えるため、白い歯に憧れてホワイトニングを検討する方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ホワイトニングの種類やおうちでできるホワイトニングケアなどをご紹介します。
目次
ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、薬剤を使用して歯を内側から白くする歯科医療のことを言います。
薬剤に含まれる過酸化水素が歯の内部に浸透し、色素を分解することで白くなります。
人の歯は、食べ物の色素による着色や加齢によって歯が黄色く変化していくため、外側からのアプローチだけでなく、歯の内部へアプローチするホワイトニングが有効なのです。
黄ばみの原因
歯が黄ばむ原因は、大きく分けて「外因性」と「内因性」の2つに分けられます。
特に、外因性の飲食物・タバコと内因性の加齢は多くの方が当てはまる黄ばみの原因です。
飲食物
コーヒーやチョコ、赤ワインなどの色の濃い飲食物はポリフェノールを多く含むため、歯に着色しやすいです。
一見色が薄くて着色しなさそうに見える豆腐や豆乳ですが、ポリフェノールの一種であるイソフラボンを含んでいるので、注意しましょう。
タバコ
タバコに含まれるヤニは黒色で粘着性が高いため、すぐ歯にこびりついてしまうのが特徴です。
蓄積すると歯磨きだけでは取れなくなり、クリーニングやホワイトニングが必要になります。
加齢
年を重ねるとともに歯の外側にあるエナメル質が薄くなり、中の黄色がかった象牙質が透けて見えるようになります。
そうすると、着色汚れ関係なく歯が黄色くなったように見えることがあります。
▼着色の原因は下記記事でも解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね！
ホワイトニングの種類
ホワイトニングには、歯医者さんで行われるものと歯医者さん以外の場所で行われるものがあります。代表的なものを4つご紹介します。
①オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯医者さんで専用のホワイトニング剤を塗布して、LEDライトを当ててホワイトニングする方法です。
＜メリット＞
- 1回のホワイトニングでも効果を感じやすい
高濃度の薬剤やLEDライトを使用するため、即効性が高く効果をすぐに実感できることが多いホワイトニング方法です。
真っ白な歯を手に入れたいという方は1回では物足りないことが多く、複数回通うことで理想の白さにすることができます。
- 歯医者さんが施術してくれるため、ムラになる心配がほとんどない
自分でホワイトニングを行って均等に薬剤が行きわたっていないと、まだらに白くなることがあります。しかし、オフィスホワイトニングなら歯科衛生士や歯科医師などの歯のプロが施術を行うため、白さにムラが出る心配はほとんどないです。
＜デメリット＞
- 色戻りしやすい
ホワイトニング直後の歯は、食べ物の色素やタバコなどの着色汚れが付きやすい状態になるので、きちんとケアをしないと色が戻ってしまうことがあります。
- 使用する薬剤の濃度が高いため、しみる場合がある
高濃度の薬剤を使用するとホワイトニング効果は高まりますが、歯の表面にあるエナメル質が薄かったり傷ついていたりすると知覚過敏になる恐れがあります。
しみた場合でも1日程度で治ることが多いため、そこまで神経質になることはないでしょう。
②ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯医者さんで作成されたマウスピースに専用のホワイトニング剤を塗布して毎日数時間程度装着するホワイトニング方法です。
＜メリット＞
- 自宅でできるため、歯医者さんに通わなくていい
マウスピースを装着するだけなので、自分の都合の良い時間にホワイトニングすることができます。歯医者さんに通う時間のない方におすすめです。
- 時間をかけて歯を漂白するため、色戻りがしにくい
ホームホワイトニングの効果が出るのに約2週間程度かかりますが、その分色戻りしにくく白さが持続します。
＜デメリット＞
- マウスピースを長時間つけているのが苦手な人はストレスになる
毎日数時間マウスピースをつけなければいけないため、気にならない方は大丈夫ですが、中には違和感を感じる方もいます。
苦手だと感じる場合は継続が難しいかもしれません。
- 効果が出るまでに時間がかかる
オフィスホワイトニングよりも濃度を下げた薬剤を使用するためしみる心配は少なくなりますが、効果の出現もゆるやかになります。
③デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングをしたあとに自宅でのケアとしてホームホワイトニング行う、2つを組み合わせたホワイトニング方法です。
＜メリット＞
- 最もホワイトニング効果を感じやすく、白さが長持ちする
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングのメリットである即効性とホームホワイトニングのメリットである持続性のどちらも得られるため、早く長く白い歯でいられます。
- 歯医者さんが施術してくれるため、ムラになる心配がほとんどない
自分でホワイトニングを行って均等に薬剤が行きわたっていないとまだらに白くなることがありますが、有資格者の歯科衛生士や歯科医師が施術を行うため、ムラになる心配がほとんどありません。
＜デメリット＞
- 高額な費用がかかる
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2つの費用がかかるため、どちらか一方を行うよりも高額になります。
- 使用する薬剤の濃度が高いため、しみる場合がある
オフィスホワイトニングの際に高濃度の薬剤を使用するため、しみやすくなります。
1日程度で治ることが多いですが、痛みが強い場合や長期間続く場合は歯医者さんに相談しましょう。
④セルフホワイトニング
セルフホワイトニングとは、ホワイトニングサロンで行うホワイトニングのことで、サロンスタッフ指導のもと自分自身で施術を行います。
＜メリット＞
- 食事制限がない
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングは、ホワイトニング後24時間は食事制限があります。
コーヒーやチョコレート、カレーなどの色の濃いものは着色しやすい飲食物とされており、ホワイトニングしたあとは避けるのがベストですが、セルフホワイトニングは使用する薬剤が異なるためあまり飲食物の影響を受けません。
▼食事制限に関する詳しい記事こちらをチェック
- リーズナブルな価格で始められる
歯医者さんでのホワイトニングは数万円程度の金額ですが、ホワイトニングサロンは数千円から受けられるところが多く、学生の方でも始めやすい手ごろな価格が特徴です。
＜デメリット＞
- 効果を実感しにくい
ホワイトニングサロンでは歯医者さんで使用するような薬剤は使えず、歯の表面汚れを落とすことに限定されるため、白い歯を手に入れることは難しいです。
元の歯の色が黄色い場合は効果を実感しにくいかもしれません。
- 色ムラが出る場合がある
歯医者さんでの施術はほとんど色ムラはありませんが、セルフホワイトニングは自分の手で施術を行うため、色ムラが出てしまう場合があります。
ホワイトニングの料金相場
①オフィスホワイトニング：1回3万円～7万円程度
オフィスホワイトニングは歯医者さんごとに値段を決める自由診療なので、クリニックによって値段に差があります。
②ホームホワイトニング：1万5000円～3万円程度
ホームホワイトニングの料金にはマウスピース作成の料金と薬剤の料金が含まれており、長期間使用する場合は追加で薬剤を購入する必要があります。
③デュアルホワイトニング：5万円～10万円程度
クリニックによっては料金が10万円を超えるところもあるため、事前に料金を確認しましょう。
④セルフホワイトニング：1回2,000円～5,000円程度
「〇回コース」など回数別のコースを設けているところが多く、自分の歯の状態や理想の歯を考慮して選ぶことができます。
▼ホワイトニングの料金相場に関する詳しい記事はこちらからをチェック
おうちでできるホワイトニングケア
ホワイトニング効果のある歯磨き粉
ホワイトニング効果のある成分は「ポリリン酸ナトリウム」「ポリエチレングリコール」「ハイドロキシアパタイト」などです。
他にも「フッ素」は、カルシウムを歯に吸収させる作用があり虫歯予防にもなります。
成分表を確認して、これらの成分が含まれているかチェックしてみましょう。
ホワイトニングジェル
歯を傷つける原因となる研磨剤が入っておらずホワイトニングケアができる「MiiS ホワイティエッセンス」がオススメ。ホワイティエッセンスを使ってブラッシングすることで歯を本来の白さに導きます。
歯のマニキュア
市販の歯のマニキュアは塗料で歯を白く見せるため当日のみ効果があります。
効果を長持ちさせたい場合には不向きですが、1日だけ歯を白く見せたい方には効果的でしょう。
電動歯ブラシ
電動歯ブラシは普通の歯ブラシでは届かない場所まで磨くことができます。水流洗浄ができるものだと、より爽快感を感じることができるでしょう。
まとめ
だんだんとマスクを外すようになってきた今、口元や歯は注目されがち。
ホワイトニングは見た目だけでなく、歯の健康を守る上でも重要になってきます。
いつまでも健康できれいな歯でいるために、毎日のおうちケアをかかさずに行ってくださいね。
